成果目標

成果目標図解

 成果の第1は、精緻な定量的分析に裏付けされた、経済発展における制度・組織・政策の役割に関する新たな理解を生み出すことです。現在の低所得途上国や過去の先進国における様々な制度・組織・政策が採択された理由と、その経済的帰結・政策のインパクトを明らかにしたいと思います。 成果の第2はこれらの分析結果を支える「経済発展データ・アーカイブ」の構築です。本プロジェクトを通じて、オリジナルなデータや散逸している歴史データなどを整理・蓄積し、次世代に継承してさらなる研究の基礎を生み出したいと考えています。

 これら2つが構成するのが「確かな知」です。そしてこの「確かな知」にもとづく政策提言を、第3の成果に位置づけます。本研究においては、実証研究の成果を開発経済学や比較経済史のディシプリンにおいて理論化・一般化することを重視することにより、欧米等、現在の先進国の経済発展の過程を理解するための総合的な理論枠組みや、中東、ラテンアメリカといった他の開発途上地域に対しても有用な政策含意を生み出すことができると期待しています。

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