HOMECollections ≫ 都留重人名誉教授寄贈資料

都留重人名誉教授寄贈資料

都留重人名誉教授は1949年(昭和24年)に研究所選出の初代経済研究所所長として就任 ( 経済研究所沿革 | 大学沿革(100KB) )し、1956年までの4期及び1965-67年に所長を歴任されました。所長時代に定めた研究所の基本方針は、その後の研究所及び資料室の礎となり、コレクションの特色を成しています。
このような経緯から、2003年秋に都留重人名誉教授から手稿・書簡を含む膨大な資料が研究所に寄贈されました。教授の没後、ご遺族からも、学術研究に活用されることを目的に、多くの資料が寄贈されております。


利用方法
 都留重人名誉教授寄贈資料の利用をご希望の方は、事前に経済研究所資料室までご連絡ください。
 なお、連絡方法は郵送、Fax、E-mailのいずれかでお願いいたします。

 連絡先
   〒186-8603 東京都国立市中2-1 一橋大学経済研究所資料室
   Fax: 042-580-8319
   
   所在地は こちら をご覧ください。


検索
 本学の機関リポジトリ (HERMES-IR) にて目録の検索が可能です。こちらからご利用ください。
 (登録済の一部のみ。現在登録作業中)


展示・記念式
 都留重人名誉教授関連展示・イベントは こちら をご覧ください。

項目 内容
標題 一橋大学経済研究所所蔵「都留重人名誉教授寄贈資料」
Finding Aid to the Papers of Tsuru, S. (Shigeto), 1912-2006: [bulk 1924-2005]
年代注記 1924-2005
書架延長/数量 30m/15000点
出所・作成 都留重人
範囲と内容

都留重人のおよそ 1924-2005年 の範囲にわたる資料群で、その規模は、およそ90箱、書架延長30メートル、アイテム数約15,000点におよぶ。
資料群は歴史的価値のある書簡から事務連絡まで、世界的な国際会議の資料から勉強会に関するものまで多岐および広範囲にわたる。その全容構成と概要は都留本人によって自筆の一覧リストとダンボール箱の上書きによって説明および全体の体系が分かるように分類されていた。なお、リストと上書きには多少の食い違いもあり、また各箱に入りきらなかったものは「はみ出し項目,雑」と記されまとめてあった。
編纂にあたって、以下の自筆一覧リストの項立てに従いシリーズを構成し収めた。各シリーズの範囲と内容についてはその記述中に記した。

  • 資料全体の構成
  • Personal and/or Public Documents
  • 書簡
  • 一橋大学及び研究所関係
  • 写真
  • 図書
  • 自筆原稿類
  • 抜刷およびタイプした原稿
  • 環境と公害, 国立公園
  • 社会保障 医療問題
  • Harvard 大学関係
  • IEA,ISSC関係
  • 地方自治問題
  • 日本学術会議関係
  • 電話産業
  • SCAP, ESS, ECAFE, UN 関係
  • 日米安保・反核運動
  • 朝日新聞社関係
  • 湘南国際村関係
  • 新聞切り抜き
  • 学術国際会議
  • 経済発展
  • 国鉄民営化
  • 雑 Miscellaneous
  • 都留重人・メモリアル・コーナー」へ届ける物件 (2004/9/17受領)
履歴 本資料群の出所である都留重人の略歴について『「都留重人と激動の時代~いくつもの岐路を回顧して~」企画展示パンフレット』(一橋大学附属図書館, 経済研究所, 2004年)よりの引用をもって記す。
「都留先生は、1930 年に治安維持法違反で検挙され、旧制八高を除名となり、その後渡米し、1933 年にローレンスカレッジからハーヴァード大学に転校、同大学で博士号取得後、1942 年交換船にて帰国しました。戦後、先生は、1947 年に第一回『経済白書』を執筆、1963 年公害研究委員会を発足させ、1949 年一橋大学経済研究所長、1972 年一橋大学学長、1977 年第10 代国際経済学会(IEA)会長を歴任されました。シュンペーター、サムエルソン、スウィージー、ノーマン、ガルブレイスら多くの知人・友人に囲まれて、都留先生はマルクス経済学者と主流派近代経済学者との対話に努め、外からの眼と内からの眼で日本と世界の経済を批判的に研究し、「一点の凡も許さない」学問の形成をされてきました。」
伝来 本資料群の伝来については、木下恭子,藤井裕子(2006)「一橋大学企画展示「都留重人と激動の時代」 : 都留資料を整理して」『大学図書館研究』, No.77 よりの引用をもって記す(引用中の読点については原文のままである)。
「平成15年6月都留重人名誉教授より所蔵資料を経済研究所に寄贈したい旨申し出があり,研究所教授会で了承。11月に職員2名が教授宅に受領に行った。しかしあまりの量の多き(86箱)に乗用車では運びきれず,宅配便を手配して後日経済研究所まで運送」
「2003年以降企画展示・講演会の折に「湘南国際村追加資料,荻須高徳,平山郁夫画伯のリトグラフ,清水崑氏筆の似顔絵,ハーヴァード大学学部卒業時に受賞した「ファイ・ベータ・カッパ」キーなどが追加された.そのため量的には最初の86箱より多くなっている.一部企画展示終了後に返却したものもある。」
なお、2006年の都留の逝去後、本研究所に数回にわたって追加資料群を受け入れている。その伝来についてはその編纂時に改めて記す予定である。
追加受入情報 追加受入は、2006年の都留の逝去後、本研究所に数回にわたって追加資料群を受け入れた。その全容については別レベルを立て整理をする予定である。
整理方法 都留本人の編成による自筆の一覧リスト・ダンボール箱の項目名・収納の箱の分類・排列に即して記号を付与し原秩序の維持に努めた。原則に沿わなかったものとして「はみだし」と書かれた箱に収納されていた資料は各シリーズレベルの末尾に排した。またその他の箱でも、明らかに別のシリーズレベルに収めたほうが適切と判断したものは、該当シリーズの下に排しそのシリーズの末尾に追加した。
最終的にアイテムレベルにおける書簡、図書等の概要・概数の把握を目的として全アイテムに一意な番号を付与した。各資料への番号付けについて具体的に次に示す。まず、シリーズに対し便宜的にアルファベットで記号をふりその主題の箱に通し番号をふり、さらに各資料に通し番号を必要な場合にはさらに枝番号をつけた。たとえば、「A-1-18/9」の場合、A は一覧リスト“Personal and/or Public Documents”にあたり、1 はその中の 1箱目、「18/9」は「18番目のフォルダーに入っている9番目のアイテム」という具合である。
この他に、日付は可能なかぎり西暦に換算し統一的に記録した。書簡の中に挟まれた参考のコピーや紹介状等は書簡本体の記述中に「附:」とし可能な限り記した。
その他、個々のレベルで整理方法が異なる場合はそのレベルの記述中でそれを触れた。
検索手段 本資料群の資料記述は、つぎに拠り編集した。
(表記一般)
転記は、資料に現れるままを採用した。資料に記載がなく内容から推定した場合は「[ ]」で括った。
編集に当たって都留重人の呼称・敬称については統一をせず、記述者の裁量に寄った(都留先生、都留原稿等)。
年代は資料上の記述を尊重するが、西暦による記述を原則とした。
原記載が判読できない場合、「○」で文字数分を表示した。
標題がないものについては、便宜的に「[untitled]」と記した。

(図書、雑誌、抜き刷り、書簡)
標題は次の項(著者等、年代、主標題、副標題、巻次、年次)を原資料から採り、本研究所刊行『経済研究』の引用文献の記載にならって編集した。たとえば図書であれば、"環境庁水質保全局 (1979) 『瀬戸内海における燐削減対策について』" であり、雑誌であれば、 " Prest, A.R. and Turvey, R. (1965) "[Cost-benefit analysis: A survey?]"《The economic journal》" である。
また、書簡に関しては次のように編集し、都留の名称は差出・受取、国内外を問わず "Library of Congress Authorities" の標目に準じ "Tsuru, S (Shigeto)" に統一した。
(書簡)Date: 1946/1/3 ; Sender: Galbraith, John Kenneth ; Reciever: Tsuru, S (Shigeto)
(書簡)Date: 1946/6/2 ; Sender: Tsuru, S (Shigeto) ; Reciever: Galbraith, John Kenneth

(形態に関する情報)
物的特徴は次の項(資料種別、都留の原稿への適用を主目的とした(自筆・タイプ・コピーの別、書き込み・献辞・棒線・切り取りの有無、用箋名、劣化・酸化・破損の状態)を原資料から採し、編集時に「, 」で区切って結合した。

(資料の出所・作成)
本資料群の出所・作成は原則として都留重人だが書簡に関しては差出・受取人名を次のように記した。「都留受取書簡」は、Sender: Galbraith, John Kenneth ; Reciver: Tsuru, S (Shigeto)、「都留差出書簡」は、Sender: Tsuru, S (Shigeto) ; Reciver: Galbraith, John Kenneth

(標目のエリア)
人名:"Library of Congress Authorities" から、採用されていない人名については「国立国会図書館件名標目表」の著者標目から標目を付与した。
団体名:"Library of Congress Authorities" から標目を付与した。
主題:つぎに挙げるのものについては、この例のとおりに標目を付与した。
書簡: 手紙文〔テガミブン〕 ; 書簡文〔ショカンブン〕 ; Letter writing
原稿: 手稿文〔シュコウブン〕 ; 原稿文〔ゲンコウブン〕 ; Manuscript text
抜き刷り:抜き刷り〔ヌキズリ〕 ; offprint
写真  :写真〔シャシン〕; Photographs ; Photography
利用条件 資料群は公開されている。利用は事前の連絡を要する。
使用条件 複製、出版、引用、その他の使用のためのすべての請求は、一橋大学経済研究所資料室に提出しなければならない。一部利用の制限を受けることもありうる。
検索手段 経済研究所資料室ウェブページ「『都留重人名誉教授』関連事業」に、2004年-2006年 時点にまとめた「寄贈資料リスト」「書簡リスト」「書簡集計表」「オリジナル原稿リスト」等が公開されているので参照のこと。
利用可能な代替方式 本資料群には代替形式は存在しない.
関連資料 経済研究所資料室ウェブページ参照のこと
資料操作情報 この目録は木下恭子、藤井裕子を中心に2004年-2009年の間当室に在籍したすべてのスタッフおよびアルバイトの学生の協力の下で作成したMicrosoft Excel形式の目録をもとに、2009年、国際標準記録史料記述一般原則に拠り編集した。
収蔵名称 一橋大学経済研究所

目録データ (Last Update 2011 Nov.)

● EAD/XML 形式

このページのトップへ

調査リスト

都留先生寄贈資料 : 書簡集計表

● 都留先生寄贈資料 : 外国人書簡集計表(151KB)

● 都留先生寄贈資料 : 日本人書簡集計表(448KB)

このページのトップへ