戦前期台湾の工産統計に付随して集計された工員統計は、工場に働く工員のほかに家内工業の工員と副業者を包含するとの解釈にたち、これに工場統計から得らる職員、技術員、其の他の従業員の数値を加えて、工業の全雇用統計(推定)とする。これに鉱業と公益業との雇用を加え、戦後の雇用センサス、該当数値と連結すれば、第二次産業の雇用動向が明らかになる。これと同産業の実質付加価値生産高とを組合わせて平均実質労働生産性の変動を観察する。