講師 ● 専門分野:マクロ経済学、労働経済学 ● 科学研究費補助金研究者番号:10843790 |
マクロ経済学を理論・実証の両面から研究してきました。第一に、情報の摩擦を伴うマクロ経済における合理的期待均衡の分析に手法的な貢献をしました。第二に、労働市場が二極化する下で、同市場における摩擦が企業内・企業間の労働再配置に果たす役割について研究しました。第三に、日本について、その長期的な経済停滞に触発されたグローバルな技術停滞の帰結に関する研究や、マクロ経済学の基本的な構成単位である家計の形成に注目した研究を行いました。
このほか、行政官として10年余り中央省庁に籍をおいたことから、社会保障制度や財政・金融政策、国民経済計算等に関する実務経験も有しています。
引き続き情報の摩擦を伴うマクロ経済における合理的期待均衡の性質について研究を進めています。また、日本経済の長期停滞をもたらしたメカニズムについてさらに追究しています。
◎キーワード
マクロ経済学, 異質性, 情報, 労働, 日本経済, 長期停滞, 家族, 社会保障, 国民経済計算