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植杉 威一郎 UESUGI, Iichiro

教授
経済制度・経済政策研究部門

 専門分野:企業金融、中小企業、日本経済

 科学研究費補助金研究者番号:40371182

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研究歴

経済産業省職員としての留学中にカリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号を取得し、経済産業政策局、経済産業研究所、中小企業庁などでの勤務を経て、2011年3月に一橋大学経済研究所に着任しました。経済産業政策局ではマクロ経済動向の把握、中小企業庁では中小企業白書の執筆を担当しました。博士論文のテーマは、中央銀行が日々のオペレーションを通じて大きな影響を及ぼしている短期金融市場の働きに関するものでした。その後関心領域を、銀行行動、企業金融、中小企業、資金調達における不動産市場の役割に移し、企業レベルのデータを用いた実証分析に取り組んでいます。また、企業と銀行間関係や企業間取引ネットワークに注目してその機能を明らかにする研究プロジェクト(2008年度~2012年度)、経済活動と不動産市場との相互依存関係を解明する研究プロジェクト(2013年度~2017年度)という、2つの大型プロジェクトの研究代表者を務めました。

現在進行中の研究プロジェクト

現在研究を進めているのは、以下の内容です。 (1)政府系金融機関による直接貸出や信用保証といった、貸出市場における政府関与がもたらす影響、(2)担保や個人保証が果たす役割、不動産市場と企業行動との関係、(3)大震災や金融危機などのショックが企業や銀行行動に及ぼす影響、(4)貸出市場における競争環境。

◎キーワード
企業・銀行行動, 中小企業, 日本経済, 不動産市場