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植杉 威一郎 UESUGI, Iichiro

教授 / 経済制度・経済政策研究部門

 専門分野:企業金融, 中小企業, 日本経済

 科学研究費補助金研究者番号:40371182

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研究歴

UC San Diegoでの博士論文のテーマは、金融政策を司る中央銀行が日々のオペレーションを通じて大きな影響を及ぼしている短期金融市場の働きに関するものでした。経済産業省においてマクロ経済分析に携わった後に異動した経済産業研究所では、関心領域を企業金融や中小企業に移しました。金融機関と企業のリレーションシップにおいて担保・保証人が果たす役割、信用保証をはじめとする中小企業金融施策の評価などを研究対象としました。この蓄積を生かし、中小企業庁では2007年版中小企業白書を執筆しました。電話帳データを用いて開業・廃業動向をより正確に把握する、企業間取引関係を大量の企業レベルデータで捉え直す、中小企業での人的資本蓄積に係る課題を明らかにする、といった新機軸を打ち出しました。その後、一橋大学経済研究所への出向や経済産業研究所などでの勤務を経て経済産業省を退職し、2011年3月1日に一橋大学経済研究所に着任しました。

 

現在進行中の研究プロジェクト

従来から、(1)個別企業のデータを用いた企業金融の実証分析を行ってきましたが、(2)企業間の取引関係のデータに基づき、企業間のネットワークの成り立ちや機能に関する分析も行っています。(1)では、90年代後半から数多くあった金融機関合併の効果、担保・保証人の提供が借り手企業のパフォーマンスにもたらす影響、売掛金や手形といった企業間信用の決定要因、金融危機後に実施された政府による貸出市場への関与の効果などを調べています。(2)では、企業間取引関係が企業の立地選択とどのように関係しているか、金融危機後に企業間や企業-銀行間のつながりはどのように機能したかといった点を研究しています。

 

◎キーワード

企業金融, 中小企業, 企業間ネットワーク