ギリシャ・イタリア債務危機はユーロ圏を中心としたヨーロッパ各国政府を巻き込んだ財政支援、 関係金融機関への資本注入など様々な調整が必要となる様相を呈している。 また、この問題はヨーロッパに止まらず、アメリカや日本、中国などのアジア諸国にも影響を与え始めている。 本討論会では国際的な債務危機の実態を踏まえながら、国際金融市場への波及、為替市場への影響、 日本を中心としたマクロ経済への影響、今後の債務管理の在り方や国際的破綻処理の方法などについて、 広範な議論を展開する。
12:30~ | 受付開始 |
13:00~ | 開会挨拶 小川英治(一橋大学副学長) |
13:05~ | 問題提起 北村行伸(一橋大学経済研究所) |
13:20~ | 「日本化現象―日本化現象化は日本固有の現象ではない」 高田創(みずほ総研) |
13:35~ | 「財政・金融政策の限界を試すのか?―「先食い」と「先送り」の経済学」 河野龍太郎(BNPパリバ証券) |
13:50~ | 「国家債務危機と金融システム危機」 有吉章(一橋大学経済学研究科) |
14:05~ | 「政府債務危機と国際通貨混乱」 小川英治(一橋大学副学長) |
14:20~ | 「バランスシート問題と長期不況―経済成長論からの分析」 小林慶一郎(一橋大学経済研究所) |
14:35~ | 「日本財政を巡る課題」 小黒一正(一橋大学経済研究所) |
14:50~ | 休憩 |
15:10~ | パネルディスカッション ~フロアからの質問に答えて~ |
15:55~ | 閉会挨拶 北村行伸(一橋大学経済研究所) |