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論文要旨

Vol. 59, No. 2, pp. 126-138 (2008)

『非定常な動学的パネル分析』
早川 和彦 (広島大学大学院社会科学研究科), 千木良 弘朗 (東北大学大学院経済学研究科), 山本 拓 (一橋大学大学院経済学研究科)

本稿では非定常パネルモデルの近年の計量理論の発展をサーベイする.非定常時系列モデルは1980年代から膨大な量の理論的・実証的研究が行われてきているのに対し,非定常パネルモデルの研究が本格的に始まったのは1990年代後半に入ってからであり,現在も非常に活発に研究が行われている.本稿では各トピックの代表的な研究を中心に解説し,それに付随する研究を紹介していく.