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有本寛 ARIMOTO, Yutaka

准教授 / 比較経済・世界経済研究部門

 専門分野: 開発経済学、農業経済学、経済史

 科学研究費補助金研究者番号:20526470

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研究歴

これまでの研究は、大きく、発展途上経済と現代日本の農業に関する、社会経済的な課題の理解と解決を目指してきました。
 
発展途上経済に関する研究は、現代の発展途上国がいま現在直面している課題を研究すると同時に、同じ課題が「途上国」時代の日本でどのように発現し、それをどのように解決(あるいは失敗)してきたかを並行して検討し、日本の歴史的な経験から、教訓や政策的な解決策を引き出すことを模索しています。具体的な課題として、農地貸借契約の効率性、農村開発政策の効果、工場集積の経済効果、農産物流通の改善、などを取り上げてきました。これらについて、現代途上国や近代日本の具体的な事例をみながら、理論と実証(ミクロデータ分析)の両方から接近しています。
 
現代日本の農業に関する研究は、特に農地をどう流動化させ、効率的な活用ができるようにするかに焦点をあててきました。農地市場の特徴や、農地の面的集積(換地、交換分合)といった視点からの成果を発表しています。
 

現在進行中の研究プロジェクト

ひとつは、現代途上国に関する研究です。現在、1)農産物の流通と市場仲介(マダガスカル)、2)成分含有率が表示に満たない肥料が市場に出回り、肥料投入量が過少になってしまう「粗製肥料問題」(ベトナム、東アフリカ、という2つプロジェクトを進めています。
 
いまひとつは、日本の開発経済史です。近世や近代日本がどのような開発課題に直面し、それをどう解決(失敗)してきたかについて、近代日本経済史に開発経済学の視点や方法から接近するものです。1)二本松藩の人別改帳を使った近世の農地市場の効率性、2)植民地期朝鮮における日本企業の進出と現地資本の起業の関係、2)「行き倒れ」の日韓比較史、の3つのプロジェクトが進行中です。
 

◎キーワード

開発経済史、開発経済学、日本経済史、農業経済学