(4)支出勘定の調整

 

 解放前支出勘定の推計、人口比による南北分割および物価デフレータによる接続については溝口(1988)で一応完結している。しかしその後資本形成の推計について表(1996)が発表された。この作業では、原則として資本形成の推計を表推計に取替えることにしたが、日本の領有初期の値が、朝鮮総督府の鉱工業生産統計をそのまま使用しているために、1910年代の値がやや過少評価に成っていると思われるので、若干の調整をおこなった。調整結果は基本勘定表にしめされている。

 

   

(5)国民経済計算体系

 

  ―――――未完―――――――