汎アジア圏長期経済統計データベース作成の方法


尾 高 煌 之 助



1.本稿の目的

2.COE形成プロジェクトのあらまし

   1).「長期経済統計」の意味するもの
   2).準拠概念体系としてのSNA
   3).データの分類規準
   4).データの参照時点
   5).期待される成果
   6).成果の発表形式と著作権
   7).プロジェクトの効用

3.長期系列の学説史的系譜

   1).長期系列の二系譜
   2).前提と限界

4.推計道具箱

   1).単位
   2).欠損値
   3).名目値、実質値、そして基準年
   4).支出データ
   5).サービス産業
   6).「雑業」の重要さ
   7).指数問題(Index Number Problems)
   8).粗(総)と純
   9).付加価値
   10).コモ法
   11).フローとストック
   12).フロー・ストックの概念と生産函数

5.LTES利用の可能性

6.おわりに

  

引用文献

  

付録:1968年SNA抜粋




プロジェクトの作業方針を明らかにする目的で執筆され、1997年1月10日の会議で討議に付されたものである。予定討論者としてコメントを用意された石渡 茂・川越俊彦の両氏、一般討論の中で貴重な意見を寄せられた溝口敏行、久保庭眞彰、宮川 努、三重野文晴、その他の諸氏に感謝する。原稿の入力には、新美素子、三上礼子、山端裕子、滝澤和美、粉川友子の諸氏をわずらわした。